研究課題/領域番号 |
25462400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
佐々木 利佳 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 助教 (10345572)
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連携研究者 |
廣田 弘毅 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 准教授 (30218854)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 向精神薬 / 海馬 / シナプス伝達 / 統合失調症 |
研究成果の概要 |
向精神薬と全身麻酔薬の相互作用は未だ明らかでない.当該研究では,ラット海馬シナプス伝達に及ぼす全身麻酔薬と種々の向精神薬の相互作用の影響を検討する目的で,海馬/扁桃体スライス標本を用いた電気生理学的検討を行った. 全身麻酔薬は海馬シナプス伝達を抑制するが,この作用は扁桃体からの入力によって修飾されている. 今回の検討から,双極性障害やうつ病の治療に用いられるバルプロ酸ナトリウムは,扁桃体による修飾作用を増強し,全身麻酔薬の海馬シナプス伝達抑制作用を修飾することが明らかになった.したがって,向精神薬服用患者では全身麻酔薬作用の不安定性が増す可能性が示唆され,より慎重な循環管理が求められる.
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