研究課題
基盤研究(C)
血管内皮細胞の内膜面にはグリコカリックスとよばれる糖鎖の層が存在し、透過選択性のある防護壁として、局所濃度調節領域として、物理的刺激のシグナル伝達経路の一部として働いている。グリコカリックスの保護に関して、内皮依存性弛緩反応における麻酔薬の効果を明らかにした報告はない。本研究では、グリコカリックス障害時の内皮依存性弛緩反応における麻酔薬の効果を明らかにすることを目的とした。本研究からラット大動脈標本にシアリダーゼを適用し、その後の内皮依存性弛緩反応が抑制されることを認め、その抑制がセボフルランを暴露することにより改善することを認めた。
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