FDG PET/CTを活用した腎細胞癌の血液マーカー・新規治療法開発のための研究

• 研究課題/領域番号: 25462494
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 泌尿器科学
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 中井川 昇 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00237207)
• 研究分担者: 矢尾 正祐 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00260787)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 腎細胞癌 / 血液マーカー / 治療効果判定 / 分子標的治療 / FDG PET/CT / 進行性腎細胞癌 / 予後予測マーカー / 進行性腎癌

研究成果の概要

私達は従来の血液検査、CT画像診断では困難な腎細胞癌の分子標的薬に対する抵抗性の予測とリアルタイムでの抗腫瘍効果の判定がFDG PET/CTによって可能になることを明らかにしてきた。しかし、FDG　PET/CTは経済性、放射線被ばくといった問題があり、簡便、安全に検査が行える血液バイオマーカーの開発が求められている。そこで、FDG PET/CTによって評価した腎癌患者の血液、手術検体を解析し、分子標的薬による抗腫瘍効果を診断できる血液バイオマーカーを同定した。

研究成果

• [雑誌論文] FDG PET/CT as a prognostic biomarker in the era of molecular-targeting therapies: max SUVmax predicts survival of patients with advanced renal cell carcinoma. (2016)
  • 著者名/発表者名: Nakaigawa N, Kondo K, Tateishi U, Minamimoto R, Kaneta T, Namura K, Ueno D, Kobayashi K, Kishida T, Ikeda I, Hasumi H, Makiyama K, Kubota Y, Inoue T, Yao M.
  • 雑誌名: BMC Cancer 巻: 16 号: 1 ページ: 67-67
  • DOI: 10.1186/s12885-016-2097-4
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Presurgical downstaging of vena caval tumor thrombus in advanced clear cell renal cell carcinoma using temsirolimus. (2013)
  • 著者名/発表者名: Sano F, Makiyama K, Tatenuma T, Sakata R, Yamanaka H, Fusayasu S, Nakayama T, Nakaigawa N, Yao M, Kubota Y
  • 雑誌名: Int J Urol. 巻: 20 ページ: 637-639
  • NAID: 10031177717
  • 査読あり
• [産業財産権] 「腎細胞癌の薬物療法に対する効果判定を目的とした血中マーカー」（仮称） (2015)
  • 発明者名: 中井川昇 上野大樹 矢尾正祐
  • 権利者名: 中井川昇 上野大樹 矢尾正祐
  • 産業財産権種類: 特許
  • 出願年月日: 2015-10-14