研究課題/領域番号 |
25462656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀明 産業医科大学, 医学部, 教授 (20187751)
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研究分担者 |
橋田 光一 産業医科大学, 医学部, 講師 (90389461)
若杉 哲郎 産業医科大学, 医学部, 助教 (20461569)
大淵 豊明 産業医科大学, 医学部, 助教 (00412651)
小泉 弘樹 産業医科大学, 医学部, 助教 (70461572)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 中耳真珠腫 / 骨吸収 / pH / 上皮バリア / 透過性 / 破骨細胞 / バリア機能 / 非脱灰骨切片 / イソペプチド結合 / トランスグルタミナーゼ / コルネオデスモシン / 電気的インピーダンス / フィラグリン / クロージン / トリセルリン |
研究成果の概要 |
真珠腫上皮は組織学的に表皮が反転した形の嚢胞であり、内部に蓄積したケラチン落屑物は酸性のpHを示す。正常な表皮においてもその表面は弱酸性に保たれているが、角質層と顆粒層によるバリア機能により、表皮下に影響が及ぶことはない。これに対し真珠腫上皮ではバリア機能が破綻し透過性が亢進していた。その原因として、角質層におけるフィラグリンとコルネオデスモシンの発現低下、および顆粒層におけるクローディン1、クローディン3、トリセルリンの発現低下が関与していると考えられた。以上の結果は、真珠腫内部の酸性pHが上皮を透過して隣接する骨組織に達し骨吸収が起こるという化学的骨吸収説を支持するものと考えられた。
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