研究成果の概要 |
遊離前腕皮弁による舌再建術後の感覚回復に関し脳磁図検査を用いて体性感覚誘発磁界:SEFsを明らかにする.舌癌術後患者6名12半球を対象とした.電気刺激装置を使用し両側舌縁を電気刺激した. 検出には200チャンネルヘルメット型脳磁計を使用し,加算平均法にて解析した.残存舌電気刺激により6半球全てにおいてcP55m (平均潜時50.1± 2.7 ms,電流後向き)を認めた.再建舌電気刺激では,6名3半球にSEFsを認めた(67.5 ± 3.4ms).3名3半球には加算平均法では明らかなSEFsを認めなかった.再建舌電気刺激により残存舌に近似した体性機能局在を示すSEFsが確認された.
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