研究課題
基盤研究(C)
血管内皮は炎症や虚血再灌流障害の際に臓器と同様に重要な役割を果たし、メディエータとして働いていることがわかっている。ブタ下行大動脈血管内皮を用いエネルギー枯渇状態を作り、細胞機能評価として細胞内カルシウム濃度を測定した。シアン化カリウムと2-デオキシ-D-グルコースを用いて細胞をエネルギー枯渇状態にし、再度エネルギー供給すると、ブラジキニン、サプシガーゲンによる細胞刺激で細胞内カルシウム反応が通常時より小さくなることがわかった。これらから細胞の機能の一部が変化することがわかり、臨床上の低酸素再灌流時においても、血管内皮細胞が何らかの変化を起こしていることが示唆された。
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