研究課題/領域番号 |
25462845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
太田 彦人 科学警察研究所, 法科学第三部, 室長 (40392261)
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研究分担者 |
櫻田 宏一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (10334228)
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連携研究者 |
山室 匡史 科学警察研究所, 法科学第三部, 室長 (80646555)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | アセチルコリンエステラーゼ / 脳内活性回復 / 4-PAO / 2-PAM / サリン類似体 / サリン阻害ラット / AChE活性測定 / MATP+ / 救急蘇生学 / 有機リン中毒 / 神経剤 / 解毒剤 / 血液脳関門 / オキシム |
研究成果の概要 |
地下鉄サリン事件にて,救命時解毒剤2-PAMが投与されたにも関わらず亡くなられた被害者の解剖では,末梢AChE活性は回復したが脳内AChE活性は回復しなかった.これは2-PAMのBBB通過能が乏しいたためと考えられ,よりBBB通過能の高い解毒剤の開発を検討した.脂溶性オキシム4-PAOが十分なラットBBB通過能とAChE回復能を示すことがわかり,ラットを用いたin vivo解毒実験を行った.脳内AChE活性を12.5%まで阻害したラットに4-PAOを継続静注したところ,脳内AChE活性が定量的に回復,8mg/kg投与時で79.3%まで回復し,4-PAOが新たな解毒剤となり得る可能性が示された.
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