研究課題/領域番号 |
25462938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
平野 真人 朝日大学, 歯学部, 助教 (70381184)
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研究分担者 |
田沼 順一 朝日大学, 歯学部, 教授 (20305139)
永山 元彦 朝日大学, 歯学部, 准教授 (50298436)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 舌癌 / 前癌病変 / モデル動物 / 次世代シークエンス |
研究概要 |
本研究において口腔癌の前癌病変における組織型と遺伝子発現との関係を明らかにし、病理組織診断基準や予後の指標となる新たなマーカーを見出し、外科医や病理医が日常取り扱いに苦慮する上皮異形成症例の客観的な診断基準を確立する目的で、以下の実験を2013年4月より開始した。 (目的)ラット舌前癌病変モデルを確立し、前癌病変の組織学的特徴を明らかにすることである。 (実験方法)4週齢の雄性DAラットを購入し、6週齢より発がん剤4NQO(10mg/l)を2~10 週、連続経口投与し、その後16週(7月下旬)まで水を与えることにより、舌前癌病変の発生に関わる投与期間を明らかにする。上記ラットより発癌物質4NQO 非投与群と投与群の組織標本を作製し、両者の相違より舌前癌病変の発生を規定する肉眼的および組織学的形態の特徴を見出す。また、上皮分化マーカーであるサイトケラチン(CK10/17やCK17)や細胞増殖能を観察するためにKi-67 の免疫染色を行った。 (結果)ラットに発がん剤を投与してから4~8 週の間が舌癌の前癌病変へのターニングポイントと推定できる、マクロ像や病理組織像を見出すことが出来た。 (考察)我々は廃止期間までの研究において、ターンイングポイントをより詳細に見出すためには、逐次ラットの匹数を増やし、最終的には各期間において50 匹程度が必要になると考えられた。さらにこのラットの組織標本を用いて、正常・前癌病変・癌(NormalからhyperplasiaやDysplasia、そしてSCC)を規定する遺伝子の発現パターンを、遺伝子検索と同時に解明すれば、これまでに見出されていない前癌関連遺伝子を発見できる研究であることがわかった。
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