CTと顎運動，筋活動測定による矯正治療後の顎関節形態と顎機能の調和に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25463205
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 矯正・小児系歯学
• 研究機関: 松本歯科大学
• 研究代表者: 山田 一尋 松本歯科大学, 歯学部附属病院, 教授 (40182521)
• 研究分担者: 増田 裕次 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 教授 (20190366) ; 田口 明 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70243582)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 矯正治療 / 顎運動 / 顔面形態 / 口唇閉鎖力 / 歯科用CT / 主機能部位 / 解剖学的顆頭点 / 筋活動 / 顎関節形態 / 顎機能 / 下顎窩 / 咀嚼筋 / 筋電図 / 咬合力 / CT / 下顎前突 / 顎関節 / 不正咬合 / 顎顔面形態

研究成果の概要

解剖学的下顎頭による顎運動の多点解析システムを確立した．解剖学的下顎頭運動と筋電図を同時測定した．矯正治療後の顎関節形態の適応について不正咬合者を顎運動と筋電図の同時記録を行った．その結果上顎前突，下顎前突患者では，矯正治療後の切歯路角の変化に伴い下顎窩後方斜面角は変化し，咬合の改善に伴う下顎頭運動の変化に合わせて下顎窩で適応性の骨改造が示された．また，骨格性下顎前突では，主機能部位は下顎第二大臼歯にみられた．アングルⅡ級不正咬合で，Spee彎曲と関節結節後方斜面の関連が示された．

研究成果

• [雑誌論文] 顎機能異常等を示さないアングルI級とアングルⅡ級不正咬合者の下顎窩形態と顎顔面形態との関連 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山口文音，影山 徹，竹尾健吾，小出大吾，山田一尋
  • 雑誌名: 甲北信越矯正歯科学会雑誌 巻: 26
  • 査読あり
• [雑誌論文] 冬期オリンピックモーグル競技強化選手のオーラルアプライアンスによる口腔ケアの1例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 大東史奈，鷹股哲也，山田一尋，佐藤雅法, 米田紘一, 鍵谷真吾, 笠原隼男, 栢本大祐, 土田実
  • 雑誌名: スポーツ歯学 巻: 20 ページ: 48-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] 顎関節症状を伴う上顎前突症の1例 (2017)
  • 著者名/発表者名: 影山 徹, 村上剛一, 田口 明, 山田一尋
  • 雑誌名: 日本顎関節学会雑誌 巻: 29 ページ: 108-114
  • NAID: 130006825330
  • 査読あり
• [雑誌論文] The relationship between lip-closing force and dental arch morphology in patients with Angle Class I malocclusion (2017)
  • 著者名/発表者名: Takehana Y, Masuda Y, Yamada
  • 雑誌名: J Oral Rehabilitation 巻: 44 号: 3 ページ: 205-212
  • DOI: 10.1111/joor.12475
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 骨格性下顎前突者における主機能部位 (2017)
  • 著者名/発表者名: 星野正憲、山田一尋
  • 雑誌名: Orthod Wave Jpn Ed 巻: 76 ページ: 10-16
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Morphological changes in the temporomandibular joint after orthodontic treatment for Angle Class II malocclusion (2016)
  • 著者名/発表者名: Koide D, Yamada K, Yamaguchi A, Kageyama T, Taguchi A
  • 雑誌名: Cranio 巻: 35 号: 1 ページ: 1-9
  • DOI: 10.1080/08869634.2017.1285218
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Effects of lip-closing training on maximum voluntary lip-closing force during lip pursing in healthy young adults. (2016)
  • 著者名/発表者名: Kaede K, Kato T, Yamaguchi M, Nakamura N, Yamada K, Masuda Y
  • 雑誌名: J Oral Rehabil 巻: 43 号: 3 ページ: 169-175
  • DOI: 10.1111/joor.12358
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 歯科用ＣＴを用いた外貌学的下顎頭運動の多点解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 竹尾健吾，駒崎佑介，星野正憲，小出大吾，青木文音，影山徹，田口明，山田一尋
  • 雑誌名: 松本歯学 巻: 41 ページ: 7-19
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Simultaneous mandibular movement and EMG analysis during habitual masticatory movement in patients with mandibular protrusion and deviation (2015)
  • 著者名/発表者名: Tominaga N, Kanazawa M, Takeo K, Arai A, Kageyama T, Yamada K
  • 雑誌名: Orthod Waves 巻: 75 ページ: 42-47
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [学会発表] 骨格性下顎前突患者の口唇閉鎖力と 口唇運動 (2017)
  • 著者名/発表者名: 山田一尋
  • 学会等名: 第27回特定非営利活動法人日本顎変形症学会総会・学術大会 シンポジウム「「外科的矯正治療による機能的変化」」
  • 招待講演
• [学会発表] 不正咬合者の顎関節形態と顎顔面形態の関連について (2014)
  • 著者名/発表者名: 青木 文音, 影山 徹, 竹尾 健吾, 星野 正憲, 小出 大吾, 山田 一尋
  • 学会等名: 第73回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県千葉市）
  • 年月日: 2014-10-22
• [学会発表] Skeletal Class II 不正咬合患者における矯正治療後の顎関節形態について
  • 著者名/発表者名: 小出大悟, 影山 徹, 竹尾 健吾, 星野 正憲, 青木 文音, 竹花 快恵, 金沢 昌律, 山田 一尋
  • 学会等名: 第72回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: 松本市キッセイ文化ホール
• [学会発表] 骨格性下顎前突者における主機能部位(
  • 著者名/発表者名: 星野 正憲, 富永 憲俊, 竹尾 健吾, 小出 大吾, 青木 文音, 竹花 快恵, 山田 一尋
  • 学会等名: 第72回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: 松本市キッセイ文化ホール
• [学会発表] 不正咬合者の顎関節形態と顎顔面形態の関連について
  • 著者名/発表者名: 青木 文音, 影山 徹, 竹尾 健吾, 星野 正憲, 小出 大吾, 山田 一尋
  • 学会等名: 第72回日本矯正歯科学会大会
  • 発表場所: 松本市キッセイ文化ホール
• [図書] 日本顎関節学会学術用語集 第1版 (2017)
  • 著者名/発表者名: 一般社団法人 日本顎関節学会編
  • 総ページ数: 40
  • 出版者: クインテッセンス出版
  • ISBN: 9784781205663
• [図書] 顎口腔機能評価のガイドライン (2017)
  • 著者名/発表者名: 皆木省吾, 山崎要一, 矢谷博文, 志賀 博, 山口泰彦, 服部佳功, 吉田教明, 石垣尚一, 加藤 均, 三浦宏之, 荒川一郎, 岡本和彦, 小野高裕, 横山正起, 岡田 和樹, 小川 徹, 菅沼岳史, 藤澤政紀, 沖 和広, 坂口 究, 重本修伺, 瑞森 崇弘, 小見山 道, 田中恭恵, 堀 一浩, 渡邉 明, 宮脇正一, 山田一尋, 他
  • 総ページ数: 114
  • 出版者: 日本顎口腔機能学会