研究課題/領域番号 |
25463217
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
峯柴 淳二 岡山大学, 大学病院, 講師 (00509383)
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研究分担者 |
大森 一弘 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20549860)
山本 直史 岡山大学, 大学病院, 講師 (50432662)
高柴 正悟 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (50226768)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 唾液腺 / activin / follistatin |
研究概要 |
【研究の目的】唾液は,口腔感染制御を含めて口腔内環境を保つ重要な働きを持つ。しかし唾液を分泌する唾液腺は,自己再生能が低く,障害後の機能回復は難しい。我々は,CD49F+細胞がin vitroではINHIBIN βA,INHIBIN βB,FOLLISTATINを発現することを報告している。INHIBINのβ鎖はホモ二量体を構成し,ACTIVIN分子と成る。一方FOLLISTATINは,ACTIVINに特異的に結合し,その受容体への結合を阻害する。本研究は,マウス顎下腺の主排泄導管を結紮後に解除すると顎下腺が再生することを利用し,in vivoにおいて唾液腺組織再生中のCD49F,INHIBIN βA,INHIBIN βB,そしてFOLLISTATINの発現局在の解明を目的とした。 【研究実施計画および結果】 マウス顎下腺の片側の排泄導管を血管結紮用クリップで結紮,他方は対照とし,6日後に結紮を解除した。結紮解除1,2,4,8,16日後の顎下腺を摘出し,パラフィン包埋切片作製の後,INHIBIN βA,INHIBIN βB,CD49FそしてFOLLISTATINの局在を免疫組織染色法で検討した。その結果,結紮解除後のどの日数でもINHIBIN βAは染色されず,INHIBIN βBとCD49fは染色された。また,結紮解除後8日目にはFOLLISTATINが染色された。さらに連続切片上で,CD49F,INHIBIN βB,そしてFOLLISTATINが同部位で染色された。以上から,結紮解除後8日目以降の唾液腺組織再生に,CD49F+細胞でのactivin-follistatin相互作用の関与を想定できる。 以上から本研究を行った結果,マウス顎下腺主排泄導管結紮解除後8日目の導管上皮細胞で,CD49F,INHIBIN βB,FOLLISTATINが発現していることが解明された。
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