本研究は更年期女性のセルフケアおよびQOLを向上させる学習プログラムの構築をめざし、1)地域の更年期女性に対し健康教室を行い、更年期症状改善効果を評価する、2)更年期女性のセルフケアについて理論的枠組みを構築し、信頼性・妥当性のある測定用具を開発することを目的とした。更年期女性のセルフケアは概念分析を行い、試作版更年期女性のセルフケア尺度4因子29項目を作成し、信頼性が確認された。今後は閉経移行期、周閉経期、閉経後の対象を増やし、確証的探索研究を進め、更年期のセルフケア測定尺度の開発する必要がある。更年期症状に対する有効な予防行動・認知などの要因を検索していく必要がある。
|