研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、出産女性を支援する助産師の共感疲労の実態を把握することである。北海道の分娩取扱い施設に勤務する助産師を対象とし、42施設(42.9%)より研究協力の同意を得て自記式質問紙調査を実施した。回収した290名中、共感疲労を経験したことがある180名(62.1%)のうち、IES-Rの無回答者を除いた172名を分析対象とした。IES-R得点は平均16.6点(標準偏差14.2)であり、カットオフ値25点を超えている人は49名(28.5%)であった。重回帰分析によりIES-R得点に関連がみられたのは、流産女性への支援経験頻度、他者への情動発散、視点の転換、役職の4項目であった。
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助産雑誌
巻: 69 ページ: 994-997
Journal of Rural Medicine
巻: 8 ページ: 176-180