研究課題/領域番号 |
25463550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
仁科 祐子 鳥取大学, 医学部, 講師 (70362879)
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研究分担者 |
長江 弘子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (10265770)
谷垣 靜子 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (80263143)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 訪問看護 / 若手訪問看護師 / 看護判断 / 自律的判断 / 訪問看護実践 / 自律性 / 生活と医療の統合 / 在宅看護 / 判断 / 仕事満足度 / 仕事継続意思 / 訪問看護師 / 仕事継続意志 / 役割 / 仕事満足 / 在宅ケア |
研究成果の概要 |
本研究は看護師の仕事満足に関連する自律性に着目し、自律性の核となる看護判断に焦点を絞って研究を進めた。本研究の目的は、若手訪問看護師の看護実践における自律的な判断の構造を明らかにすることである。まず日本で発表された先行文献を概念分析し、日本の訪問看護実践における判断を定義した。次に若手訪問看護師9名に面接調査を行った。若手訪問看護師は【自分の役割を自覚】し【看護師としての信念】を前提に、療養者宅で【状況把握】【フィジカルアセスメント】【利用者・家族の意思や特徴を把握】していた。訪問後は他者と【情報共有】し判断を【リフレクション】していた。また医療と生活を統合した判断が特徴的だと考えていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の訪問看護実践における判断の定義、判断の先行因子、属性、帰結には、訪問看護師が判断する時に必要な姿勢や行動が示されているため、訪問看護師が判断する際の指標として活用できると考える。若手訪問看護師の自律的な判断の構造を明らかにしたことは、訪問看護師志望者や、現職の若手訪問看護師が、自身の判断のリフレクションや判断力向上に向けた課題を見つけるのに役立つと考える。 海外では臨床判断研究や概念の探求が進んでいる一方で、日本ではそれらを輸入して活用している現状があり、日本の訪問看護という特定の分野における看護判断について探求し一定の成果を示したことは、学術的に意義があると考える。
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