膜タンパク質の迅速な質量分析に向けた赤外線レーザーによる大気圧イオン化技術の開発

• 研究課題/領域番号: 25513004
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: オミクス計測科学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 間 久直 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70437375)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円); 2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: レーザーイオン化質量分析 / 赤外線レーザー / 大気圧イオン化 / 液体クロマトグラフィー / 膜タンパク質

研究成果の概要

赤外線レーザーと、フリットとよばれる多孔質の金属薄板を用いて液体クロマトグラフィー（liquid chromatography; LC）と質量分析（mass spectrometry; MS）とをオンラインで接続可能な大気圧イオン源を開発した。レーザーの波長を溶媒の吸収ピークに合わせることで、水や水とアセトニトリルの混合溶液中のペプチドをイオン化させ、MSを行うことができた。さらに、ペプチド混合物のオンラインLC/MSを行うことに成功した。

研究成果

• [雑誌論文] 生体分子の迅速な質量分析に向けた赤外レーザーイオン化法の開発 (2016)
  • 著者名/発表者名: 井口泰成, 間久直, 粟津邦男
  • 雑誌名: 電気学会 光・量子デバイス研究会資料 巻: OQD-16 ページ: 21-26
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Continuous flow atmospheric pressure laser desorption/ionization using a 6-7-μm-band mid-infrared tunable laser for biomolecular mass spectrometry (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryuji Hiraguchi, Hisanao Hazama, Kenichirou Senoo, Yukinori Yahata, Katsuyoshi Masuda, and Kunio Awazu
  • 雑誌名: International Journal of Molecular Sciences 巻: 15 号: 6 ページ: 10821-10834
  • DOI: 10.3390/ijms150610821
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Atmospheric pressure laser desorption/ionization using a 6-7 μm-band mid-infrared tunable laser and liquid water matrix (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryuji Hiraguchi, Hisanao Hazama, Katsuyoshi Masuda, and Kunio Awazu
  • 雑誌名: Journal of Mass Spectrometry 巻: 50 号: 1 ページ: 65-70
  • DOI: 10.1002/jms.3473
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 大気圧レーザイオン化質量分析におけるイオン化効率の波長3および6μm帯での比較 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 雑誌名: 電気学会研究会資料 光・量子デバイス研究会 巻: OQD-14-034～040 ページ: 23-28
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Development of an atmospheric pressure ionization method using a mid-infrared tunable laser for high-throughput mass spectrometry of biomolecules (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryuji Hiraguchi, Hisanao Hazama, and Kunio Awazu
  • 雑誌名: 電気学会 光・量子デバイス研究会資料 巻: OQD-14-015-017, 019, 021-023 ページ: 5-10
• [学会発表] 生体分子の迅速な質量分析に向けた赤外レーザーイオン化法の開発 (2016)
  • 著者名/発表者名: 井口泰成, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 電気学会 光・量子デバイス研究会（バイオメディカルフォトニクス応用）
  • 発表場所: 東北大学東京分室, 東京都千代田区
  • 年月日: 2016-03-07
• [学会発表] Comparison of atmospheric pressure laser ionization at the wavelength ranges of 3 and 6 µm for continuous flow ionization of peptide solution (2015)
  • 著者名/発表者名: Ayaka Iwade, Hisanao Hazama, Kunio Awazu
  • 学会等名: 36th British Society for Mass Spectrometry Annual Meeting
  • 発表場所: University of Birmingham, Birmingham, UK
  • 年月日: 2015-09-15
  • 国際学会
• [学会発表] 波長3および6 μm帯における大気圧中赤外レーザー脱離イオン化の波長特性評価 (2015)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 第63回質量分析総合討論会
  • 発表場所: つくば国際会議場エポカルつくば, 茨城県つくば市
  • 年月日: 2015-06-17
• [学会発表] LC/MSへの応用に向けた大気圧赤外レーザー脱離イオン化法の開発 (2015)
  • 著者名/発表者名: 井口泰成, 間久直, 妹尾健一郎, 八幡行記, 粟津邦男
  • 学会等名: 第63回質量分析総合討論会
  • 発表場所: つくば国際会議場エポカルつくば, 茨城県つくば市
  • 年月日: 2015-06-17
• [学会発表] 大気圧レーザーイオン化質量分析におけるイオン化効率の波長3および6μm帯での比較 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 第2回レーザーイオン化研究会
  • 発表場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス（東京都八王子市）
  • 年月日: 2014-11-29
• [学会発表] 液体クロマトグラフィー／質量分析（LC/MS）に向けた波長6μm帯中赤外レーザーによる生体分子イオン化法の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井口泰成, 間久直, 妹尾健一郎, 八幡行記, 粟津邦男
  • 学会等名: 第2回レーザーイオン化研究会
  • 発表場所: 首都大学東京 南大沢キャンパス（東京都八王子市）
  • 年月日: 2014-11-29
• [学会発表] 大気圧レーザーイオン化質量分析におけるイオン化効率の波長3および6μm帯での比較 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 電気学会 光・量子デバイス研究会
  • 発表場所: 東北大学東京分室（東京都千代田区）
  • 年月日: 2014-09-26
• [学会発表] 波長3および6μm帯レーザーでの大気圧赤外レーザー脱離イオン化の比較 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 第62回質量分析総合討論会
  • 発表場所: ホテル阪急エキスポパーク（大阪府吹田市）
  • 年月日: 2014-05-15
• [学会発表] 中赤外6-7 μm帯波長可変レーザーによる大気圧イオン化生体分子質量分析法の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 平口竜士, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: レーザー学会学術講演会第34回年次大会
  • 発表場所: 北九州国際会議場 (福岡県北九州市)
• [学会発表] 生体高分子の迅速な質量分析に向けた中赤外波長可変レーザーによる大気圧イオン化法の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 平口竜士, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 電気学会 光・量子デバイス研究会
  • 発表場所: 東北大学 東京分室 (東京都千代田区)
• [学会発表] 波長3および6 μm帯レーザーでの大気圧赤外レーザー脱離イオン化の比較 (2014)
  • 著者名/発表者名: 岩出彩花, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 第62回質量分析総合討論会
  • 発表場所: ホテル阪急エキスポパーク (大阪府吹田市)
• [学会発表] Development of atmospheric pressure laser ionization method using a novel 6 μm-band mid-infrared tunable laser and solvent as matrix (2013)
  • 著者名/発表者名: Ryuji Hiraguchi, Hisanao Hazama, and Kunio Awazu
  • 学会等名: 61st ASMS Conference on Mass Spectrometry and Allied Topics
  • 発表場所: Minneapolis Convention Center (Minneapolis, MN, USA)
• [学会発表] 中赤外6-7 μm帯波長可変レーザーを用いた溶液試料の大気圧連続イオン化法の開発 (2013)
  • 著者名/発表者名: 平口竜士, 間久直, 粟津邦男
  • 学会等名: 第61回質量分析総合討論会
  • 発表場所: つくば国際会議場エポカルつくば (茨城県つくば市)
• [備考] 大阪大学 大学院工学研究科 粟津研究室ホームページ
  • URL: http://www.see.eng.osaka-u.ac.jp/seemb/seemb/
• [備考] 大阪大学 大学院工学研究科 粟津研究室
  • URL: http://www.see.eng.osaka-u.ac.jp/seemb/seemb/
• [備考] 大阪大学 大学院工学研究科 粟津研究室ホームページ
  • URL: http://www.see.eng.osaka-u.ac.jp/seemb/seemb/