研究課題
挑戦的萌芽研究
水域における富栄養化の最も重要な要因の一つであるリンの動態と供給源を解明する有力な手法として、リン酸の酸素安定同位体比を指標とする方法を熱帯沿岸海域に初めて導入し,適用した。熱帯沿岸海域における主要な一次生産者である造礁サンゴ、海草、大型藻類、プランクトンの代謝が環境中のリン酸酸素安定同位体比に及ぼす影響を実験的に定量評価した。また事例研究として、フィリピン北部の富栄養化した内湾域に本法を適用し、富栄養化が持続している主要な原因が漁業規制実施前に投入され堆積物中に蓄積されたリンの溶出回帰に求められることを立証した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 5件)
Coral Reefs
巻: 印刷中 号: 2 ページ: 1-14
10.1007/s00338-015-1378-8
Marine Pollution Bulletin
巻: 105 号: 1 ページ: 237-248
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水環境学会誌
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