研究課題
挑戦的萌芽研究
放射線被ばくによる生体影響は、その被ばく線量により異なることから、正確な被ばく線量の評価法が必要である。現在、最も信頼性の高い末梢血リンパ球における染色体異常の評価法は煩雑で熟練を要するため、多数の被ばくを疑われる人に対し実施するのに適当ではない。そこで本研究の最終目標は、非侵襲的検体を用いた簡便かつ精確な生物学的放射線被ばく線量測定・リスク評価技術の開発である。マウスにおいて、尿中Adipsinたんぱく質の糖鎖が0.25 Gy以上の被ばくで切断され、それが被ばく後、8時間から48時間の間で主として観察されることが明らかとなった。今後、糖鎖の切断を指標とした評価法の確立が期待される。
すべて 2015 2014 2013
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (26件)
PLoS One
巻: 10 号: 2 ページ: 1-16
10.1371/journal.pone.0117845
巻: 9 号: 8 ページ: e104279-e104279
10.1371/journal.pone.0104279
120006986457
Anticancer Res.
巻: 34(5) ページ: 2165-2171
放射線生物研究
巻: 49 ページ: 382-395
40020314290
Cell Cycle
巻: 13 号: 8 ページ: 1248-1255
10.4161/cc.28139
広島医学
巻: 67(4) ページ: 340-342
Radiation Research
巻: 180(5) ページ: 439-447
120006986019
Prion
巻: 7(4) 号: 4 ページ: 341-347
10.4161/pri.26022
Nucleic Acids Research
巻: VOL. 41 号: 14 ページ: 6930-6941
10.1093/nar/gkt467