研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は,乾燥地の草原地帯において「地下流水音」を用い,簡便かつ迅速に地下水の水みち位置を特定することで遊牧民が利用しやすい浅井戸掘削の適地を判定することである。モンゴル国の半乾燥草原地帯において地下流水音・地下水水質・地盤探査の現地調査を行い,以下のことが明らかになった。地下流水音は水位が浅いほど大きく,深いほど小さくなり,両者の関係は対数近似が可能であった。対数近似式による地下水位の推定誤差は1 m程度と高精度であった。地下流水音は地質構造・岩質により異なる水位推定式を有することが明らかになった。また,地下流水音を用いて地表からは判断しにくい帯水層の地質状況を推定可能であった。
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Journal of Arid Land Studies
巻: 24-1 ページ: 245-248
Arid Land Research and Management
巻: 28 号: 2 ページ: 242-246
10.1080/15324982.2013.819824