研究課題/領域番号 |
25560173
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中村 教博 東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (80302248)
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研究分担者 |
後藤 和久 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (10376543)
菅原 大助 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教 (50436078)
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連携研究者 |
畠山 唯達 岡山理科大学, 情報処理センター, 准教授 (80368612)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 津波 / 粘性残留磁気 / 石垣島 / 地磁気 / 年代推定 / 津波性巨礫 / 磁性緩和理論 |
研究成果の概要 |
石垣島に分布するサンゴ礁起源の津波性巨礫に対して、古地磁気学的手法を適用し、これまで測定の邪魔者とされていた粘性残留磁気から津波の時期とその回数を紐解くことに成功した。津波の襲来時期は、これまでサンゴの放射性炭素から求められていた年代とほぼ同時期か少し古い年代を示した。また、一つの例外を除いて、今回石垣島宮良湾で調査した津波性巨礫では一度の津波によって運搬されたことが判明した。80トン級の巨礫は240年前の明和津波のみで打ち上げられたものの、宮良湾で最大の200トン級の巨礫は2000年前の津波で移動し、明和津波の影響はなかった。これは過去に明和津波を超える津波が来襲していたことを示している。
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