研究課題
挑戦的萌芽研究
人工臓器や歯科用インプラントなどの医療デバイスは、臨床で広く用いられている。これら人工物を生体に埋入すると異物反応が引き起こされるが、その機構は明らかになっていない。本研究では、バイオイナートポリマーとしれ知られるMPC(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン)ポリマーをコートした多孔質ポリエチレンをマウス背部皮下に埋入し、内部に浸潤した細胞の遺伝情報を網羅的に解析することによって、生体反応を詳細に解析した。その結果、MPCポリマーによる初期炎症の強い抑制ならび遅延効果を、炎症関連遺伝子の発現傾向から明らかにした。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
Journal of Biomaterials Science, Polymer Edition
巻: 25 号: 14-15 ページ: 1658-1672
10.1080/09205063.2014.939917