• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「家庭用体組成計」を用いたがん治療後リンパ浮腫の自己評価法確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25560264
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

西川 智子  大阪府立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00342189)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードリンパ浮腫 / 乳がん / 早期発見 / 自己評価法 / 自己管理
研究成果の概要

近年、リンパ浮腫に起因するインピーダンス指数の変化は四肢周径の増大より先に現れると報告されている。つまり、「インピーダンス指数を利用した体組成計に乗る」という簡便な方法が、リンパ浮腫の早期発見に繋がる自己評価法になり得ることを意味する。しかし、医療用体組成計は高額であり、家庭用体組成計はインピーダンス指数が表示されない。
そこで我々は、乳がん患者100名に対し、手術前から定期的に次の項目を計測した。①医療用体組成計でインピーダンス指数と筋肉量。②家庭用体組成計で筋肉量。結果、2名の患者がリンパ浮腫を発症したが、インピーダンス指数と筋肉量に大きな変化はなく、それら値も健常者の標準値内であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

家庭用体組成計を用いたリンパ浮腫自己評価法を確立できれば、早期に医療機関を受診する患者が増え、重症化を防止し、患者の家事や就業への復帰・継続に寄与できると考える。加えて、リンパ浮腫は治療後数年以上経ってから発症することも多く、リンパ浮腫にならないよう気を付けて何十年も生活していく心理的負担を軽減することができると考える。
海外文献ではリンパ浮腫の発症率は25~40%と報告されていたが、本研究では2%であった。この結果は、本研究が2年間であることと、対象者に肥満患者が少なかったことが影響していると考える。
がん治療経験者としても、本研究が日本人を対象とした研究が進む一助になることを期待する。

報告書

(5件)
  • 2016 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2015 実施状況報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2014-07-25   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi