研究課題/領域番号 |
25560406
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
犀川 陽子 慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (20348824)
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研究協力者 |
末松 誠 慶應義塾大学, 医学部, 教授
久保 亜紀子 慶應義塾大学, 医学部, 講師
今井 祐記 愛媛大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カルシウム移動 / 鳥類 / 卵殻 / リン酸エステル / 骨形成 / 南洋真珠 / 骨芽細胞 / 炭酸カルシウム / 脱灰 / マスイメージング / ダチョウ / 石灰化阻害 |
研究成果の概要 |
鳥類の卵殻から胚へのカルシウム移動に寄与する有機分子の探索を行った。ダチョウの卵殻から一種のリン酸エステルを含む4種の成分を同定し、その中のリン酸エステルAは結晶よりも溶解性の良い非晶質の炭酸カルシウムの生成を誘起することを明らかにした。また、卵殻成分の定量およびマスイメージングを行い、Aは骨形成の際に溶解する卵殻内側部分に局在することがわかった。よって、Aは卵殻からのスムーズなカルシウムイオンの溶解と移動に寄与していると言える。一方、南洋真珠の貝殻が骨芽細胞の分化を活性化する現象に注目した。検討により、骨芽細胞の活性化を再現するためには、貝殻小片が培養系に共存する必要があることがわかった。
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