研究課題/領域番号 |
25580004
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 日本大学 (2014-2015) 宮崎大学 (2013) |
研究代表者 |
伊佐敷 隆弘 日本大学, 経済学部, 教授 (50274767)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 分析哲学 / 存在論 / 形而上学 / 分析形而上学 / メタ形而上学 / 存在の謎 / 検証原理 / 実在 / ジョナサン・ロウ / アリストテレス的形而上学 / カント的形而上学 / 形而上学的可能性 / 論理実証主義 / 全体論 / クワイン / クリプキ / 分析的形而上学 / カルナップ |
研究成果の概要 |
「存在の謎」(なぜ無ではなく何かが存在するのか)をめぐる現代の論争状況を見ると,分析哲学において存在論が完全に復権したことが分かる。復権の原因は,(1)検証原理の持つ困難,(2)クワインの全体論,(3)ストローソンの記述的形而上学,(4)クリプキの固定指示論の4つである。しかし,科学主義者クワインの貢献は限定的であり,ストローソンが概念の構造を探究したのに対し,現代の存在論は実在の構造を探究し,「アプリオリかつ可謬的」という特徴を持つ。現代の存在論は実在論的であり,経験科学に深く関わりつつも,経験科学から自立している。
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