研究課題/領域番号 |
25580021
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東日本国際大学 |
研究代表者 |
本多 創史 東日本国際大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40528361)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 思想史 / 優生学 / 近代日本 / 医学史 / 遺伝子 / 個人史 / 遺伝学史 / 近現代日本史 / 進化論 / 社会思想 |
研究成果の概要 |
19世紀末から20世紀初頭のドイツやアメリカでは優生断種手術が積極的に実施されたのに対してイギリスではさほど活発ではなかったのはなぜかが明らかになった。また、同時期の日本で発行された諸雑誌(『優生』『優生学』『人性』など)を検討した結果、イギリスの優生学よりもドイツ系の優生学と断種手術の紹介記事のほうが多数であることがわかった。これらのことが1930年代以降日本の断種法制定に至る背景をなしていると推測できた。 また、優生断種手術に批判的であった医学者・木田文夫について調査した。その結果、彼がドイツ系の遺伝子決定論に懐疑的であったためであることが判明した。
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