研究課題/領域番号 |
25580027
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
山田 陽一 京都市立芸術大学, 音楽学部, 教授 (80166743)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多声部合唱 / サルデーニャ / ア・テノーレ / ア・クンコルドゥ / 音響身体論 / 民族音楽学 / 音楽人類学 / 音響的身体 / 音響人類学 / 国際情報交換(イタリア) / 音響空間 / 国際研究者交流(イタリア) |
研究成果の概要 |
イタリアのサルデーニャ島中部地域において、男性4人による無伴奏の多声部合唱(ア・テノーレもしくはア・クンコルドゥ)について、集中的な現地調査をおこなった。その結果、この合唱の特徴として、(1) 4人の声の並行、衝突、離反によって、ダイナミックなポリフォニーが生みだされること、(2) 歌い手たちのそれぞれ特徴的な4種類の声が、物理的に接近して輪になった身体のあいだで強く響きあうこと、(3) 彼らにとって、声を響きあわせることは根源的な身体的快楽をもたらすことなどが明らかとなった。これらの研究成果については、今年度中に出版予定の音響身体論に関する単行本の中の1章として、現在執筆を進めている。
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