アメリカ文学史のイスラーム

• 研究課題/領域番号: 25580063
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 英米・英語圏文学
• 研究機関: 常磐大学
• 研究代表者: 外山 健二 常磐大学, 国際学部, 准教授 (80613025)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: アメリカ文学 / 文学史 / イスラーム / 文化研究 / 文学一般 / アメリカ文学史 / 正典

研究成果の概要

アメリカ文学史に関する先行研究の追究の結果、概して、イスラームの視点は看過されている。但し、9・11以後のアメリカ文学史やアンソロジーでは、イスラームの記述に対する作品への解説を散見できる。しかし、イスラームを〈テロ〉と同一視する記述が多く、イスラームの多義性・多様性の記述までには至っていない。各時代のアメリカ文学諸作品をイスラームの視点で解釈し、可視化する試みを行い、正典研究を含め、新たなアメリカ文学史構築の可能性を追究した。

研究成果

• [雑誌論文] 書評・下河辺美智子著『グローバリゼーションと惑星的想像力』 (2016)
  • 著者名/発表者名: 外山健二
  • 雑誌名: 常磐国際紀要 巻: 第20号 ページ: 303-306
  • 査読あり
• [雑誌論文] Islam in American Literary History: Forth Report (2016)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama
  • 雑誌名: TJASSST2015（チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議） Proceedings (Springer） 巻: TJASSST2015
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Islamic Representations and Realism in Mahomet and his Successors and Vanity Fair (2015)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama
  • 雑誌名: 常磐大学コミュニティ振興学部紀要『コミュニティ振興研究』第20号 巻: 20巻
  • NAID: 40020669837
  • 査読あり
• [雑誌論文] 〈近代化〉に隠された〈同性愛〉――ポール・ボウルズの『蜘蛛の家』 (2015)
  • 著者名/発表者名: 外山健二
  • 雑誌名: 『多民族研究』第8号 巻: 8巻
  • 査読あり
• [雑誌論文] Paul Bowles’“Transition” to Morocco via France: Surrealism and Ethnography (2014)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama
  • 雑誌名: 常磐大学コミュニティ振興学部紀要『コミュニティ振興研究』第19号 巻: 19巻
  • NAID: 40020669771
  • 査読あり
• [雑誌論文] Islam in American Literary History: First Report (2014)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama
  • 雑誌名: Book of Proceedings on Tunisian-Japanese Symposium on Society and Technology (TJASSST 2013)[SessionVI：Humanities & Social Sciences] 巻: 1巻
• [学会発表] Islam in American Literary History: Forth Report (2016)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama （外山健二）
  • 学会等名: チュニジア-日本 文化・科学・技術学術会議（TJASSST2015）
  • 発表場所: 筑波大学
  • 年月日: 2016-02-24
  • 国際学会
• [学会発表] ポーと〈オリエント〉 (2015)
  • 著者名/発表者名: 外山健二
  • 学会等名: 日本ポー学会第8回年次大会
  • 発表場所: 成蹊大学
  • 年月日: 2015-09-19
• [学会発表] アメリカ文学史のイスラーム：第３次報告 (2015)
  • 著者名/発表者名: 外山健二
  • 学会等名: 日本中東学会第31回年次大会
  • 発表場所: 同志社大学
  • 年月日: 2015-05-17
• [学会発表] アメリカ文学史のイスラーム――第二次報告 (2014)
  • 著者名/発表者名: 外山健二
  • 学会等名: 日本アメリカ文学会第53回全国大会
  • 発表場所: 北海学園大学（豊平キャンパス）
  • 年月日: 2014-10-04
• [学会発表] Islam in American Literary History: First Report (2013)
  • 著者名/発表者名: Kenji Toyama
  • 学会等名: チュニジア―日本 文化・科学・技術学術会議 第12回大会
  • 発表場所: チュニジア共和国 Yasmin Hammamet, Hotel Elmouradi
• [図書] 『アメリカン・ロードの物語学』（第二部に、外山健二「二つの『シェルタリング・スカイ』と表象――コロニアル・ロード・ナラティヴのセクシュアリティと人類学」を収録） (2015)
  • 著者名/発表者名: 松本昇・中垣恒太郎・馬場聡編
  • 総ページ数: 528
  • 出版者: 金星堂
• [図書] 『英文学と他者』（第1章：外山健二「非人称的自己と他者――ポール・ボウルズの『雨は降るがままにせよ』におけるダイア―」および作家・作品紹介の項） (2014)
  • 著者名/発表者名: 20世紀英文学研究会編
  • 総ページ数: 232
  • 出版者: 金星堂