研究課題/領域番号 |
25580072
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 松山大学 (2014) 名古屋市立大学 (2013) |
研究代表者 |
山尾 涼 松山大学, 法学部, 准教授 (70639608)
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研究分担者 |
土屋 勝彦 名古屋学院大学, 国際文化学部, 教授 (90135278)
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研究協力者 |
HEIN Christian 台湾大学
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | カフカ / フロイト / アントロポロギー / 身体観 / ドイツ文学 / ドイツ語圏文学 / 近代以降の人間像 / 近代以降の身体観 / ドイツ語圏思想 / 精神分析 |
研究成果の概要 |
近代以降の新しい「人間像」構築へのフロイトとカフカによる影響を、自分自身の身体に内在する「他者性」をキーワードに精神医学的、文学的、病跡学的な見地から総合して探る人間学的考察を行なった。世界には<身体>が先立ち、その認識には心が投影されるというフロイトの説は、カフカの世界認識と重なる。人間の精神と身体を無定形の複合体と捉える彼らの思索の源を探り、フロイトはそれをどのように証明するか、カフカはいかに文学として描出したか、人間が「人工神」となることの不可能性を解く試みだった。期間内に査読付論文1本、著書3冊(うち2冊研究叢書)、学会発表3回(うち1回招待講演)を通じて成果を公表することができた。
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