研究課題/領域番号 |
25580142
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
北尾 謙治 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (00121591)
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研究分担者 |
北尾 S.キャスリーン 同志社女子大学, 象形文化学部, 教授 (80214782)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | apology / speech act / corpus linguistics / apology response / data-driven learning / ELT |
研究概要 |
24年には私たちは米国のテレビコメディーの「モダーンファミリー」の最初の3シーズンを使用した。謝罪によく使用される“sorry,” “excuse,” “apologize,” “forgive,” と“pardon”の5キーワードを使用して、コーパス内の謝罪を特定して、分析した。 25年度はこの研究の吟味をして、謝罪に対して応じる言い方を研究した。まず以前の研究で謝罪にどのように応じたかや発話行為のデータを集める種々の問題を吟味する。米国のシチュエーション・コメディの「モダーン・ファミリー」の72エピソードの字幕のコーパスから抽出した320の謝罪を分析した。謝罪の応答を9つのカテゴリーに分類した。それらは、応答なし、相手のしたことを最小限にすること、したことに焦点をしぼること、謝罪の説明や理由に答えること、明らかにすることを求めること、謝罪で返答すこと、音の発生、不信感を示すこととその他。私たちはそのどのカテゴリーの返答が使用されるか、それらはどの様な状況で使用されるかを研究した。謝罪の9つの応答は私どものオリジナルのカテゴリーである。 私どもは、コーパスから謝罪の仕方の例を収集して、データドリブンの教材を試しに作成した。 私どもは謝罪のスピーチアクトで、謝罪以外の意味に使用される場合の分析もしたが、これをした例は今までに見当たらない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
謝罪に関する研究成果は2つの論文と5つの国際学会の発表で公表した。その他に この研究成果を英語教育に応用する方法も手掛けた。
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今後の研究の推進方策 |
25年度に研究した内容を検証する。 学習者コーパスを利用して、日本人学習者が英語で謝罪する方法が母語話者とどのように異なるかを分析する。特に日本人学習者の英語レベルにより、謝罪の仕方がどのように異なり、この間違いを体系化する。この学習者コーパスには英語母語話者の発話も含まれているので、直接同じ状況での謝罪の方法などが比較できる。 この間違いと英語のレベルを基に、どのレベルで、どの謝罪方法と応答方法が妥当かを決定する。 これに基づいて、英語教育のシラバスと教材、教授法を考案する。 本年は少なくとも3つの国際学会で成果を発表する予定。
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次年度の研究費の使用計画 |
適正に使用したが、端数が残った。 本年度の研究に組み込んで使用する。
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