研究課題/領域番号 |
25580162
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桜井 万里子 東京大学, 人文社会系研究科, 名誉教授 (90011329)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 古代ギリシア / アテナイ / デルヴェニ / ペルシア / 宗教 / 多神教 / 一神教 / オルフェウス / オルフェウスの秘儀 / マゴス / デルヴェニ・パピルス / 古典期 / デルヴェニパピルス / 定住と放浪 / 正統と異端 / エレウシスの秘儀 / ポリスの宗教 |
研究成果の概要 |
過去3年間にDPのテクストの暫定訳を済ませたが、復元についての検討はもちろん、語彙についても、より高度な精査が必要であると認識している。他方、「オルフェウス教」に関する最近の研究動向が、本研究の姿勢と一致することを確認でき、それが研究を進めていく際の後押しとなった。そのようななかでDPの翻訳作業を続けたのだが、「オルフェウス教」の儀礼の形成に、エレウシスの秘儀からの影響とともに、ペルシアの影響も無視できない。その結果、前5世紀の「オルフェウス教」を古代ギリシア宗教全体のなかで位置づけるにも、当時のギリシアとペルシアの関係が深く関わっているという前提の下に研究を進めるべきである、との結論を得た。
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