研究課題/領域番号 |
25580185
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
大野 あきこ 大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 研究員 (80648733)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人と動物 / 民族誌 / 和牛 / 口蹄疫 / 宮崎県 / 文化人類学 / 生殖テクノロジー / 地域文化 / グローバル経済 / 科学技術と政策 |
研究成果の概要 |
口蹄疫禍からの復興に取り組む宮崎県の和牛繁殖農家が選択した経営方針は、経営効率化を最優先して平準化した和牛づくりを推奨する政府の方針と必ずしも親和的ではないことが明らかになった。これは、和牛生産の現場が、食肉産業に貢献するだけの作業ではなく、交配方法をめぐる知的ゲームや優良牛への投機の美学など、社会・文化的要素に彩られていることと密接に関係している。 またメディアは、畜産という生業について、殺すために育てる単純作業というステレオタイプ像を浸透させたが、それが日本の和牛づくり文化の本質といちじるしく乖離していることも示された。
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