高齢者・障がい者施設における利用者の資産保護と施設運営法人の内部統制をテーマとして、各種法人(社会福祉法人・一般法人・医療法人・学校法人・宗教法人・NPO法人・株式会社等)との比較において、次の内容を考察した。第1に、高齢者・障がい者施設の運営法人のガバナンス・役員責任、第2に、内部統制の具体的内容、第3に、当該施設の金銭管理の課題・外部機関(家庭裁判所・金融機関・専門職・NPO法人等)との連携協力のあり方、第4に、後見制度支援信託の課題、第5に、福祉型民事信託と運営法人との関係・提携、等である。
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