研究課題/領域番号 |
25590117
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
澤田 千恵 県立広島大学, 保健福祉学部, 准教授 (20336910)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 精神医療被害 / 断薬 / 精神医療サバイバー / 問題経験の語り / 多剤大量処方 / 医原病 / 医療化 / 薬害 / 向精神薬による薬害 / 過剰投薬 / 処方薬依存 / 精神科転帰研究 / 精神科医療 / 過剰診断 / 向精神薬による被害 / 社会的転帰研究 / 薬害被害者の語り |
研究成果の概要 |
不眠や不安などの症状から精神科を受診したが、治療を通じて悪化したために、断薬をして回復した人たちにインタビューを行った。調査協力者とともに治療過程を振り返っていくと、治療開始時点よりも、体調が悪化していることがわかった。そして、それらは原疾患の悪化ではなく、不適切な治療を通じて生み出される医原性の被害であることがわかった。精神科医療には、不必要な治療や過剰投薬を修正する自律的機能が存在していないため、当事者は治療の悪循環を脱するために断薬を行っていた。精神科医療は不適切な治療による患者への被害を認め、被害者たちに謝罪し、被害防止に取り組むべきである。
|