研究課題/領域番号 |
25590161
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 東京大学 (2016) 東京女子大学 (2013-2015) |
研究代表者 |
針原 素子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (80615667)
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研究協力者 |
先崎 沙和 University of Wisconsin-Green Bay, Department of Human Development and Psychology, Assistant Professor
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 甘え / 援助要請 / ソーシャルサポート / 文化比較 / 日本人 / アメリカ人 / 迷惑 / 規範 / ソーシャル・サポート |
研究成果の概要 |
従来、「甘え」という日本語特有の概念は、日本人の相互依存的な人間関係の特徴を表す典型的なものであると考えられてきた。しかし、本研究では、日本人が「甘え」という言葉を使うのは、人に迷惑をかけてはいけないという規範が存在するため、相手への依存を自己批判的に「甘え」と定義するためではないかと考え、検討を行った。その結果、日本人は、アメリカ人よりも他者への迷惑を考えずに援助要請をする人を否定的に評価すること、親しい相手への援助要請を、相手に負担をかける不適切なものと考える人ほど、その行動を「甘え」と呼ぶことが分かり、仮説を支持する結果が得られた。
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