研究成果の概要 |
本課題では“正しい新項目判断(Correct Rejection)”がどのようになされているのかについて、基礎的実験により検討することを目的として研究を行った。本課題においては、特に、記銘項目数を独立変数として変化させた場合(24,36,54,72,90,108項目の6水準)の、従属変数としての反応時間を計測した。 結果として、すべての水準において、新項目判断の反応時間が旧項目判断よりも常に100ms程度長いという結果を得た。このことは、新項目判断の判断プロセスが、旧項目判断とは異なったプロセスを経ていることを示唆していると考えられた。
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