本研究は、授業研究を達成改善型に変革し、そのマニュアルを作り、それにもとづき、教育を変えることを目指している。3つの学校で達成改善型授業研究を行い評価し、教育効果を確定した。2013-14年の研究では、広島大学附属小学校、尾道市の2つの中学校で、実験的に試行した。また、2014年10月には、米国、シンガポール、韓国の研究者を招聘し、授業研究を観察するとともに、達成改善型授業研究に関する意見を求め、議論した。 研究成果は①学習者用評価規準を作り出すことができたこと、②評価規準を観察者、教師だけではなく、学習者にも活用してその授業における学習達成に関する自己評価を進める試みを行ったことである。
|