研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、ムーアの法則を越える究極のボトムアップ型微細加工技術として、重合反応を用いてナノギャップ電極間を繋ぐ、信頼性の高い分子配線技術を提唱している。その方法として、一方のナノ電極に導入したポリマーの種(重合開始剤)から導電性を持つπ共役系高分子を生やし、その高分子の先端をもう一方のナノ電極に化学結合させるものである。本研究を通じて(1)配線材として用いるポリマー及びその重合反応の開発(2)電極表面へ導入可能なポリマーの重合開始剤及び末端修飾反応剤の開発とその効果の確認(3)配線材としての分子特性の測定を実施してきた。これらの成果は分子回路作製技術及びその機能発現に向けた重要な知見である。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)
Polymer
巻: 55 号: 16 ページ: 3454-3457
10.1016/j.polymer.2014.05.052