研究課題
挑戦的萌芽研究
恒星近傍にある暗い系外惑星を観測する方法として、恒星からの光のみを極端に減光するハイコントラスト撮像法がある。このために、望遠鏡焦点面に位相マスクを置き、瞳像内で恒星光を打消し合う(ナル)干渉状態とし、リオストップ(瞳像面絞り)で恒星光を遮断するのが、位相マスク型ステラコロナグラフである。本研究では、副鏡およびスパイダーがあっても恒星光をほぼ完璧に遮光できる位相マスクを開発した。位相マスクの位相分布は、光軸光を瞳の透過部分で零となるように逐次型位相回復アルゴリズムを用いて数値的に求めた。このようにして得られた位相マスクによれば、10桁以上のコントラスト比を達成できることを示した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
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