研究成果の概要 |
本研究は, ねじれ振り子を用いた新しいニュートリノ質量測定方法を定量的に評価することを目標にしている. J-PARCの大強度ニュートリノビームを用いたニュートリノの原子核の中性散乱による運動量輸送に着目して, ニュートリノビームがねじれ振り子に与える"力"を精密測定すること利用する. 結果として, 現実的なパラメータをもとに考えると, この方法では質量測定が難しいことがわかった. そのために, ねじれ振り子の改良版として極低温支持系を持つシステムをデザインした. また, 既存のねじれ振り子を2つ用いて, 背景重力波探索を行い, 35-830mHz帯域で世界最高の上限値を与えた.
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