研究課題/領域番号 |
25610083
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野村 一成 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 特任教授 (80128579)
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研究分担者 |
延兼 啓純 北海道大学, 大学院理学研究院, 助教 (60550663)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | STM分光 / 有機超伝導体 / FIB加工 / 超伝導ギャップ / 異方的超伝導 / 有機超伝導 |
研究成果の概要 |
劈開性を持たない有機超伝導体の系で、超伝導ギャップの対称性を決定するため、FIB加工を導入し、単結晶試料の特定の結晶面を得て角度依存のSTM分光測定を行う手法を開発した。加工した結晶面は、STM観察の結果、角度依存のSTM分光を行うためには、面指数が低い面でなければならないことが分かり、この手法の適用範囲を確立した。さらに、これを用いて有機超伝導の系で、電子相関の増大に伴うd波超伝導のノードの方向が変化する振る舞いを観測し、その発現機構に新たな知見を得た。
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