研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、従来の固体NMR測定手法の感度を凌駕する光検出磁気共鳴技術を開発し、これまで不可能であった微小試料のNMR測定の実現を目指した。その結果、高磁場を必要としないゼロ磁場・超低磁場(ZULF)のNMR測定に成功し、新しい高感度磁気プローブ実現に向けた基盤的技術を構築した。アルカリ原子蒸気セルを磁気センサとして用い、これまで溶液試料でしか実現していなかったZULF-NMRの用途を、粘性液体およびゲルポリマーへと拡大させた。本研究により、緩和時間や分子間相互作用を微視的に観測する手段として、ZULF-NMRが有効であることが示された。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (3件)
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http://i-ken.phys.nagoya-u.ac.jp/shimizu_pub_j.html
https://www.researchgate.net/profile/Yasuhiro_Shimizu
http://i-ken.phys.nagoya-u.ac.jp/index_shimizu.html