研究課題/領域番号 |
25610106
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 宇部工業高等専門学校 (2014-2015) 山口大学 (2013) |
研究代表者 |
長峯 祐子 宇部工業高等専門学校, 制御情報工学科, 准教授 (50344049)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非平衡開放系 / 相分離 / 銀 / アンチモン / 時空間パターン / モデル化 / 数値シミュレーション |
研究成果の概要 |
実験系において発生する、銀・アンチモンの動くパターンの形成メカニズムは、従来使用してきた、反応拡散系モデルで説明することができない。メカニズムを明らかにするため、銀とアンチモンの導電率の違いに着目し、そのモデルとして、導体絶縁体混合系に定電流が印加されている系を仮定した。その系の、電流印加による散逸エネルギーを、Onsagerの変分原理を利用してCahn-Hilliard方程式に追加し、数値シミュレーションを行った結果、一様混合系が空間的に2相(導体相、絶縁体相)に分離することを確認した。このことから、従来のモデルとは違うメカニズムで、動くパターンが形成可能であることが明らかになった。
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