研究課題
挑戦的萌芽研究
世界各地の上部マントル・下部地殻捕獲岩をX線CT法で観察するとともに、高電圧パルス衝撃分解法で粒子を分解し結晶表面を観察した。ほとんどの捕獲岩は、高温高圧下で流体相に満たされていたと思われる空隙を含み、その体積分率は局所的に5%程度に達する。またその三次元形状は多面体~扁平楕円体であった。これによる地震波の縦波と横波速度の相対的な低下率(Rsp値)は最大で10%程度と見積もられる。マントル捕獲岩の結晶粒界に孤立して存在した流体の形状から得られた二面角は産地により異なり、鉱物組成から見積もられる平衡温度圧力を考え合わせると、マントルで試料中に存在した流体の二酸化炭素濃度を表していると考えられる。
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