研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、宇宙環境で発現したと考えられている僅かな不斉が、現在の生物界で見られるホモキラルな世界に発展していく過程を実験的に検証することを目的としたものである。具体的には、これまで申請者らがおこなってきた前生物学的ポリアミノ酸(プロテノイド)生成系に、光学活性なアミノ酸を添加することで、生成するポリアミノ酸に光学活性を伝播させることである。モノリンゴ酸アンモニウム塩の加熱熔融によるプロテノイド生成系に、ラセミ体のアラニンと光学活性でかつラセミ化しにくいイソバリンを加えることで、プロテノイドを合成した。生成したジアステレオマーの数から光学活性が伝播した可能性を示す結果が得られた。
すべて 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)
Trans. Jn Soc. Aeronaut. Space Sci.
130004679634
Peptide Sci.
巻: 2014
http://www.fit.ac.jp/~mita/index.html