研究課題/領域番号 |
25620018
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
岩田 耕一 学習院大学, 理学部, 教授 (90232678)
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研究協力者 |
髙屋 智久 学習院大学, 理学部, 助教 (70466796)
加藤 大典 学習院大学, 理学部, 大学院生
若月 高久 学習院大学, 理学部, 卒業研究生および大学院生
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 物理化学 / 分光学 / 溶媒和電子 / ミセル |
研究成果の概要 |
電子が水中で溶媒和されている「水和電子」は,負イオンとは異なって特定の分子あるいは原子に電子が属さない.本研究では,界面活性剤分子が形成するミセルの疎水部で光イオン化によって電子を発生させ,ミセル内部で生成した電子が水相で溶媒和する過程,および再結合によって水和電子が消失する過程のそれぞれを分光法によって観測し,その機構を検討した.フェムト秒時間分解近赤外吸収分光法を用いることによって,アニオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤の双方が形成するミセルの疎水部で発生した電子が外側の水相に移動して,水相に出た電子がそこで水和するまでの過程を観測することに成功した.
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