研究課題
挑戦的萌芽研究
環状アセンは構造的な興味だけでなく、ジグザグ型カーボンナノチューブの部分構造としても重要な分子である。しかし、これまで多くの科学者が合成を試みた結果、不安定で合成は困難であることが明らかとなっている。本研究では、環状アセン等価体として環状アセンキノンに着目し、その性質を明らかにすることとした。検討の結果、各種2,3,9,10-四置換ペンタセンキノンの合成法を確立した。クラウンエーテル置換のペンタセンキノンについては、イオン半径の大きなアルカリ金属イオン(カリウム、ルビジウム、セシウム)との錯形成により大環状錯体を与えることを見いだした。
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