研究課題/領域番号 |
25620035
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
喜多村 昇 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (50134838)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ゼロ磁場分裂 / 励起三重項状態 / 金属6核クラスター / 発光収率・寿命 / ゼロ磁場 / 金属6核クラスター / トリアリールホウ素ルテニウム(II)錯体 / 発光制御 |
研究成果の概要 |
一連のモリブデンおよびレニウム6核クラスターの発光スペクトル・発光寿命の温度依存性測定を通して、クラスター錯体の励起三重項状態のゼロ磁場分裂パラメータを見積もった。その結果、励起三重項状態のスピン副準位のゼロ磁場分裂エネルギーが大きいほど強発光かつ長寿命となることを実験的に示した。また、カルボン酸をターミナル配位子として有するモリブデン6核クラスターの発光特性はカルボン酸の酸性度により制御可能であることも明らかにした。このような研究から、ゼロ磁場分裂制御による遷移金属錯体の発光制御の可能性を明らかにすることができた。
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