研究課題
挑戦的萌芽研究
三角格子有機磁性体の量子スピン液体状態における磁気励起構造を系統的に理解することを目的とし、kappa-H_3(Cat-EDT-TTF)_2、およびkappa-(BEDT-TTF)_2Cu_2(CN)_3の磁気トルク測定を行った。その結果、三角格子有機磁性体における量子スピン液体状態では、磁化率が低温で温度に依存しない有限の値を示すことを突き止めた。さらに、物質間での比較から、その磁化率の値が反強磁性的交換相互作用の大きさの逆数でスケールされるという共通の性質を明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (11件)
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