研究課題
挑戦的萌芽研究
申請者らが発見した電子強誘電体RFe2O4(R:Y, Ho-Lu)につき、超伝導相の可能性を探索した。鉄イオン間の電子間相互作用を増強するため、圧力下での電気抵抗測定を行ったところ、数GPaまでの圧力では、本系は半導体的性質を保つことが分かった。ただし、一部の系では圧力により活性化エネルギーが減少する傾向が見られ、本系の新規相を探索する目的で研究を継続する。同じく相互作用を変化させる目的で、Rサイト置換を行ったところ、大きい希土類Dy3+を導入すると、250K程度である磁気転移温度が5-10Kほど上昇することも分かった。本結果は、室温マルチフェロイック相の探索の点でも興味深い結果である。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 3件)
Phys. Stat. Sol. (c)
巻: 12 号: 6 ページ: 841-844
10.1002/pssc.201400250
巻: 12 号: 6 ページ: 818-821
10.1002/pssc.201400252
Advanced Energy Materials
巻: n 号: 13 ページ: 1401942-1401942
10.1002/aenm.201401942
Phys.Stat.Sol.(c)
巻: 印刷中
J. Phys. Soc. Jpn.
巻: 83
210000133125