研究課題
挑戦的萌芽研究
MPIase (Membrane Protein Integrase)は3種のアミノ糖から成る糖鎖とジアシルグリセロール(DAG)がピロリン酸を介して繋がった新規の糖脂質で、大腸菌内膜より単離された膜タンパク質膜挿入に関わる新因子である。従来、単純なタンパク質は疎水性によって自発的に膜挿入すると考えられてきた。しかし我々は、生理的濃度のDAGが膜挿入を阻害し、MPIaseが復活させる現象を見出した。大腸菌リン脂質の膜試料の固体NMRを測定した結果、DAGおよびMPIaseにより膜の相状態は変化しないこと、膜中の脂質の運動性はDAGによって低下し、MPIaseによって上昇することがわかった。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 1件、 招待講演 11件)
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