研究課題
挑戦的萌芽研究
金属イオンと有機配位子で構築される多孔性配位高分子は新しいナノ空間材料として、ガス吸着、ガス分離、触媒反応等様々な分野で注目を集めている。本研究課題ではパーフルオロアルキル基を有する配位子を用いた新しい多孔性配位高分子の合成に成功し、特異な吸着現象を見出した。本研究で得られた物質は2次元層状の骨格を有し、その層間にはパーフルオロ基が充填され、疑似的なフルオラス相が形成されている物質であった。この物質は内部の空隙を殆ど有さないにもかわらず、酸素や二酸化炭素に対して選択的吸着性能を示した。これは層間に充填された疑似的フルオラス相が吸着機能を示すという新しい概念を示す成果であった。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件)
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