無線電力伝送のための非回折波生成用アンテナシステムの開発

• 研究課題/領域番号: 25630164
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 藤本 孝文 長崎大学, 工学研究科, 准教授 (40264204)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 非回折波（ビーム） / 無線電力伝送 / アンテナ / ミリ波 / 非回折波

研究成果の概要

本事業は，理論上その存在が証明された非回折波の生成システムを，ミリ波帯において数値シミュレーションにより構築することを目的としている．提案する非回折波生成システムは、1次放射器（ミリ波アンテナ）、円環スリット付導板、誘電体薄肉レンズおよび各素子のエッジ部で生じる回り込み波（回折波）を抑圧するための電波吸収体から構成される。本事業で提案したアンテナおよび設計した電波吸収体については良好な結果を得た。しかし薄肉レンズにおいては、計算機メモリの制限で十分な大きさの設計ができなかった。このため、すべての素子を組み合わせたシステムにおいて、レンズエッジからの回り込みにより非回折波は生成できなかった。